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小児用肺炎球菌ワクチン「プレベナー」

2010年2月24日に新発売され、国内で接種可能となりました。希望日に接種可能ですのでご予約下さい。予防接種スケジュールについてもご相談いたします。

小児用肺炎球菌ワクチンとは

小児の肺炎球菌感染症(細菌性髄膜炎など)を予防するワクチンです。肺炎球菌はこどもの細菌性髄膜炎、菌血症、肺炎、中耳炎などの主な原因菌です。肺炎球菌による髄膜炎は年間200人位、肺炎は12000人位発生しています。

日本において毎年約1000人のこどもたちが細菌性髄膜炎に感染しています。その原因となる細菌の中で最も多いのがHib(ヒブ)で、次に多いのが肺炎球菌です。肺炎球菌による髄膜炎はヒブ髄膜炎に比べて、死亡と後遺症の比率が少し高くなっています。細菌性髄膜炎はヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンを接種することでその多くを予防できます。

予防接種スケジュール

肺炎球菌ワクチンは生後2か月から9歳までの小児に接種します。疾患を予防するためには生後2か月からできるだけ早い時期の接種が必要です。

接種開始の年齢接種回数接種スケジュール
標準生後2ヶ月~6ヶ月4回4週以上の間隔で3回
生後12~15ヶ月に4回目
生後7ヶ月~1歳未満3回4週以上の間隔で2回
60日間以上あけて生後12~15ヶ月に3回目
1歳2回60日間以上の間隔で2回
2歳~9歳1回1回のみ

肺炎球菌ワクチン、Hibワクチン、DPTワクチンはいずれもできるだけ早い時期の接種が、疾患を予防するために必要です。肺炎球菌とHibワクチンは生後2ヶ月から、DPTは生後3ヶ月から接種が可能です。

<接種スケジュール例>

BCG接種の6週間前(生後2ヵ月)Hibワクチン1回目+肺炎球菌ワクチン1回目
BCG接種の4週間前(生後3ヵ月)DPTワクチン1回目
BCG接種の2週間前Hibワクチン2回目+肺炎球菌ワクチン2回目
BCG接種の1週間前DPTワクチン2回目
4(3)ヵ月健診BCG接種
BCG接種の4週間後Hibワクチン3回目+肺炎球菌ワクチン3回目
BCG接種の5週間後DPTワクチン3回目

3本同時接種も可能です。Hibワクチンはすぐ手に入らないので、肺炎球菌ワクチンとDPTを早めに接種しましょう。BCG接種予定日によりスケジュールが異なりますので、ご相談下さい。

小児用肺炎球菌ワクチンの料金

1回 10,000円(税込)

肺炎球菌情報サイト

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